妊活/不妊症の原因は男女双方にあります




WHOの統計では、不妊症の約半分のケースで男性に原因があることから、不妊症で病院を受診する場合は夫婦二人で受診してそれぞれ不妊の原因がないか検査することが勧められています。
精液所見で問題のある場合は男性の治療もお勧めします。
鍼灸で効果が期待できるのは、精子濃度・運動率が低い場合です。

男性不妊の種類は「造精機能障害」「精路通過障害」「性機能障害」の3つに分けられます。
男性不妊の原因とその割合ですが・・・
男性不妊の8割以上を占めるのは、精子を作る機能に問題がある造精機能障害といわれています。
これは、精液検査で「精子の数が少ない」「精子の運動率が低い」という結果が出ます。
造精機能障害は半数以上が原因不明です。
鍼灸治療で精液検査の数値改善例がしばしば見られることから、改善可能なケースが多い印象を持っています。

造精機能障害の原因はほかに、精巣静脈瘤、停留精巣、染色体異常などありますが、これらは基本的に鍼灸の守備範囲外です。

男性不妊は、造精機能障害のほかに精路通過障害や性機能障害のケースもあります。
精路通過障害は精液の通路が塞がれている状態で、治療は精路再建の手術です。
性機能障害は、その原因によっては鍼灸で良い効果が出たという報告もあり、鍼灸で改善する可能性があります。

さて、男性不妊に対する鍼灸治療の効果ですが、最近は鍼灸の学会において、一例毎の治療結果を報告する「症例報告」や、ある程度の症例をまとめて報告する「症例集積研究」が見られるようになり、鍼灸治療で精液検査の数値が改善することは定説になりつつあります。
とくに、精液検査の数値が上下に大きく変動している場合は、鍼灸治療で高い値に安定することが多いです。

男性不妊の鍼灸施術といっても、局所に鍼やお灸を決して行う訳ではありません。
その点はご心配なく。
主に手足、腰腹部のツボを用います。
施術の服装も半袖半ズボンが一番いいですが、そうでなくてもズボンや袖を巻り上げられ、服をめくり挙げ お腹や腰を出せれる服装ならOKです。
子宝鍼灸院の「男性向け妊活専門治療コース」についての詳細はこちらへ。
子宝鍼灸院は完全予約制ですので他の方と顔を合わせる事はありません。
一番遅い治療開始は20時ですので、仕事帰りにも寄って頂けます。
また、土日祝祭日も空いてればOKです。